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帰り道、わたしの前を相合傘で歩く人たちがいて、おぉ…と思った。

22時を過ぎると家までの道を歩く人がいなくなるような田舎に住んでるので、この時間に歩いてるひとになんとなく物語を感じてしまう。

残業終わりのサラリーマンとか。歩きタバコするおじさんとか。自転車を漕ぐお姉さんとか。

 

今日は相合傘の2人をみて、どこへいくんだろう、と思ってたら道を曲がって姿が見えなくなってしまった。家かな。普通に。このへん家くらいしかないしな。

5月になって気怠い夏日が増えて、そういえば夏はこうやって始まるんだったと思い出した。毎年そうである。夏が終わるころには夕暮れのセンチメンタルを思い出し、秋が始まればやっぱ過ごしやすいねなんて言うのである。

 

わたしと相合傘の2人が歩いたさきがすばらしい夏であることを祈る。

 

夏が来たらやりたいこと:バイト先のひとの半袖をはじめて見て嬉しくなる